お知らせ
2021年度(第2回)教皇フランシスコ来学記念表彰 受賞者の決定について
2022年2月3日
上智学院理事長 佐久間 勤
上智学院カトリック・イエズス会センター長 李 聖 一
標記について、厳正なる審査の結果、下記3件の受賞が決定しました。
記
中等教育部門
団体表彰 2件
- 「社会奉仕活動・インド募金・インド訪問」 六甲学院中学・高等学校社会奉仕委員会(代表:高2B組 井上 颯太)
六甲学院中学・高等学校社会奉仕委員会は四十有余年にわたる歴史ある校内組織として、様々な組織団体と連携しながら社会奉仕活動を行っており、特にインドで貧困の中にあって社会的に弱い立場に置かれた子どもたちを長年継続的に援助すると同時に、実際に彼らを訪問してともに過ごすことを通して、彼らの文化に対する理解を深め、多文化共生社会の実現へ向かって活動している。 - 「自分ごと化プロジェクト」 一般社団法人 自分ごと化プロジェクト(代表理事:鈴木 健斗)
広島学院中学校・高等学校の卒業生である鈴木健斗氏は、世界中の人々と繋がり、個人的な思いや関心を持つことで平和構築や社会課題を「自分ごと化」することを目的に、オンラインで日本と世界各国の若者が交流できる場を提供している。相手国は、2ヶ月ごとに変更を加え、1ヶ月目は簡単な文化交流、2ヶ月目はディスカッションを通した社会課題についての考察を行っている。2021年12月6日現在で、7か国(アフガニスタン・ドイツ・グアテマラ・ルワンダ・インドネシア・デンマーク・タイ)の若者とのべ329名の日本の若者が交流している。
高等教育部門
個人表彰 1件
- 「国連機関Youth and United Nations Global Alliance(略称:YUNGA)のAmbassadorの拝命、及び The Round Table of Global Seekers(略称:RTGS)設立」 上智大学法学部国際関係法学科4年 和田 早織
受賞者は、2021年2月から同年12月にかけて、「YUNGA Ambassador」として活動してきた。Youth and United Nations Global Alliance、略称YUNGAとは、世界20カ国以上の「若者」を対象として活動を展開しており、若者と国連機関を結びつけることで、若者のエンパワーメントや、国際問題の協議・解決の機会及び意思決定の機会に対する若者の参入の拡大、国際問題の諸分野における若者のリーダーシップと専門性の醸成を目指した公式プログラムを展開する、FAOの傘下に属する国連機関である。受賞者は「YUNGA Ambassador Program」において、応募があった全国の大学生多数の中から、世界初のYUNGA Ambassadorのうちの1人として選出され、世界中の専門家(例えば、国連職員、活動家等)と協働する形で、国際社会の将来の担い手でありながら影響力や社会的な力から引き離されてしまう傾向にある社会的弱者としての若者と、多様で包摂的な国際社会の未来のために、実践活動を行ってきた。また若者の受け皿となる「The Round Table of Global Seekers(略称RTGS)」を発足し、その代表を現在も務めている。
以 上