プレスリリース 2018.07.09

JICA発行の社会貢献債(ソーシャルボンド)への投資について

上智大学などを運営する学校法人上智学院は、2018年6月に独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」)が発行する債券「JICA債」への投資を実施しました。

JICA債は、日本における政府開発援助(ODA)の一元的な実施機関であるJICAが、新興国や途上国のインフラ整備など国際的な開発援助を実施するための資金調達を目的に発行する債券です。投資した資金は、開発途上地域向けの有償資金協力に充当され、国際協力の促進ならびに日本および国際社会の健全な発展のために使用されます。また、社会貢献債(JICA債)の発行は、国連SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けたわが国の具体的施策のひとつに位置づけられています。

上智学院では、かねてより寄付基金等を使ってさまざまな有価証券に分散投資を行い、その資産運用収益を、奨学金をはじめとした学生への経済支援や教育研究活動のさらなる向上のために活用しています。今回のJICA債の購入は、ESG投資(環境・社会・ガバナンス要因を考慮した投資)を推進する一環として、開発途上地域の経済・社会の発展及び環境配慮や社会課題の解決に、投資行動面からも貢献することを目的としています。

教育研究機関を運営する学校法人として、責任あるアセット・オーナーとして、今後ともESG投資を通じて、グローバル社会の直面する様々な課題解決に貢献してまいります。

本債券の概要

円建て債券
[発行体] 独立行政法人 国際協力機構 (R&I 格付け AA+、S&P格付け A+)
[償還年限] 20年
[発行額] 100億円

ドル建て債券
[発行体] 独立行政法人 国際協力機構 (S&P格付け A+)
[償還年限] 10年
[発行額] 5億米ドル